的意味)が必ずあります。そのうちの1つである味覚は、私たちの五感には、生きるために必要な意味(生理学必要な栄養素を感知するためのセンサーの役割をしていると考えられています。自然の状態では、食べ物か食べ物でないかを判断することは、命に関わることです。とくに、体に悪いような、腐っていて酸味があったり、毒になる苦味があったりするものが口に入った場合は、飲み込む前の最後の砦として、きちんと機能しなくてはいけません。逆に、エネルギーとなったり体を作るのに必要な栄養素は、できるだけ取りこぼさないように、感知する必要があります。「おいしい」と思う生物的な原点は、「栄養素を摂取した悦び」といえるかもしれません。味覚の意義味覚はなんのためにあるのでしょう?018 Q001
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