新版 ワイン基礎用語集
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Ⅰ■ワイン・酒類概論0173309 リパリア種×ルペストリス種の交雑種、石灰分が少ない土壌に適した台木。101-14 リパリア種×ルペストリス種の交雑種、石灰分が少ない土壌に適した台木。SO4 ベルランディエリ種×リパリア種の交雑種、石灰分が中程度の土壌に適した台木。5BB ベルランディエリ種×リパリア種の交雑種、粘クローン・セレクション Sélection Clonale(仏) クローンとはブドウの枝や苗木のことを指し、畑で栽培されている「よいブドウ」をつけるブドウの木を選んで新たに増殖させる方法。マサル・セレクション Sélection Massale(仏) 畑の中で最も優れた果実をつける株を選び、穂木を取って他所の畑に移植すること。集団選抜とも呼ばれる。ジュール・エミール・プランション Jules Emile Planchonフランスで流行したフィロキセラ対策のために1870年代にフランスからアメリカに渡り、抗フィロキセラの台木を見つけたモンペリエ大学の教授。ヴィティス・ルペストリス Vitis Rupestris北米系のブドウ品種で主に台木として使われるが、石灰質土壌に適性能力がない。ヴィティス・ベルランディエリ Vitis Berlandieri北米系のブドウ品種で主に台木として使われるが、石灰質土壌では根が張りづらい。AXR-1 アラモン種×ルペストリス種の交雑種、穂木の樹勢が強いため、かつてワイン新興国であったアメリカで台木として流行したが、フィロキセラの新しいタイプ(バイオタイプB)の餌食となった。土質土壌に向いている。ジュール・ギヨ Jules Guyot19世紀にブドウの剪定を広めた、フランスの植物博士。ギヨー・ドゥーブル Guyot Double(仏)垣根仕立てのひとつ。ブドウが房をつける枝(結果母枝)が主幹から2本伸びている剪定方法。ギヨー・サンプル Guyot Simple(仏)垣根仕立てのひとつ。ブドウが房をつける枝(結果母枝)が主幹から1本伸びている剪定方法。コルドン Cordon(仏)垣根仕立てのひとつ。フランス全土で広く用いられる剪定方法。ボーゲン Bogen(独)ドイツなどでの仕立てで、主幹に添えた棒にブドウが房をつける枝を2本ハート型に結ぶ剪定方法。棒仕立てのバリエーション。垣根仕立て Guyot, Cordon(仏) 世界的で広く実施されているブドウ樹の栽培方法。主な垣根仕立て法はギヨー、コルドンなど。長梢 ちょうしょう枝の基の部分から5~15芽残す長い枝。短梢 たんしょう枝の基の部分から2~4芽残す短い枝。

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