新版 ワイン基礎用語集
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Ⅱ■–■フランス(ローヌ)ローヌフランスコート・デュ・ローヌ地方 Côtes-du-Rhôneフランス南東部のワイン産地。ローヌ、ロワール、アルデッシュ、ドローム、ヴォクリューズ、ガールの6県にまたがり、リヨンの南約30kmのヴィエンヌ付近からアヴィニョン南部の地中海沿岸付近まで南北約200kmにわたってローヌ川の両岸に産地が広がる。A.O.C.ワイン用のブドウ栽培面積は約7万2,000ha、年間生産量は約330万hℓ。ボルドーに次ぐフランス第2のA.O.C.ワインの産地であり、赤ワインを主体に生産している。ここは南北2つの地域に分けられ、北部は比較的高品質で高価なワインを中心に多くは単一品種でワインを生産。一方、南部は生産量の多さが特徴でこの地方で造るワインの95%を占め、ワインは複数品種のブレンドが主体である。→MAP-7ローヌ川 Rhôneコート・デュ・ローヌ地方を南北に流れる川。スイスに源を発し、リヨンでソーヌ川と合流、そこから南に下って地中海に注ぐ。コート・デュ・ローヌ地方のワイン産地はこの川の両岸に広がっている。ヴィエンヌ Vienneイゼール県に属する、コート・デュ・ローヌ地方北部の代表的な都市である。人口は約3万088地理(河川)地理(町)用語人。すぐ南にはコート・ロティ、コンドリューなどこの地方の有名A.O.C.がある。ヴァランス Valenceドローム県に属する、コート・デュ・ローヌ地方北部の代表的な都市である。人口は約6万2,000人。すぐ北にはコルナスやエルミタージュなど、この地方の有名A.O.C.がある。ディー Dieドローム県に属する小さな村で、人口約5,000人。ローヌ川の東岸から約60km離れた山中にある。付近では発酵途中のワインを瓶に詰めて密閉し、残りの発酵を瓶内で継続する田舎方式と呼ばれる方法で造られる発泡性ワインが生産されている。モンテリマール Montélimarドローム県に属する都市で、人口約3万5,000人。コート・デュ・ローヌ地方北部と南部をへだてる都市であり、この付近にはブドウ畑は見られない。アヴィニョン Avignonヴォクリューズ県に属するコート・デュ・ローヌ地方南部の代表的な都市である。人口は約9万人。付近にはシャトーヌフ・デュ・パプ、タヴェル、ジゴンダスといった有名A.O.C.が多数ある。14世紀にはローマ法王庁はローマからアヴィニョンに移されていた。ミストラル Mistralプロヴァンス地方、コート・デュ・ローヌ地方南部など地中海沿岸地域一帯で、ローヌ川の谷概要
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