そばうどん知恵袋111
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❶1長野県木曽郡にある定勝寺。この寺に伝わる文書から天正2年にそば切りが振る舞われたとの記録(『信濃史料』第14巻に収録)が発見された。森川許六(きょりく)編の俳文集❶そば切りの発祥地17341597 わが国でのソバ栽培は5世紀の中頃にまで遡るといわれているが、そば打ち、つまり「そば切り」としての歴史は比較的浅い。江戸をはじめとする都市において大衆食として普及したのは、ようやく江戸時代中期に入ってからのことで、また、農村においても一般化したのは同じく江戸時代中期以後のことである。ただし、農村においては当時はまだそば切りはハレの日や振る舞いのためのごちそうだった。では、普及はともかく、そば米やそばがきに代わる新食品としてのそば切りの起源はいつ頃にたどれるのかというと、いまだ不明な点が多く確定はされていない。 享保19年(古二百年以前の書、もろ〳〵の食しょく物ぶつをつ詳まびらかに記せるにも、そば切の事見えず。こゝを以て見れば、近世起る事也」と、室町時代の文献にはそば切りの記事が見当たらないことを書いている。実際、室町中期の通俗辞書ともいえる節用集の、慶長2年(ても、「饂ウ飩ドン」、「索サウ麵メン」、「斬キリ麥ムギ」など10種類余の麺類が記されているにも)刊の『本朝世事談綺』巻一、飲食門の蕎麦切の条には、「中)改訂版『易林本節用集』に当たってみ「そば切り」の起源はいつ頃か?そばの章歴史・文化篇10
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