Bakery book vol.12
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*1 生イーストは、水Bと混ぜ合わせてあらかじめ溶かしておく。*2 ライ麦粉、モルト、水から起こし、国産中力粉(ミナミノカオリ)と水で7年間かけ継いでいる自家製ルヴァン種。*3 国産強力粉(キタノカオリブレンド)1、熱湯 2の割合で合わせてこね、デンプンをα化させておく。「ブランジュリ ノアン」の「ITOSHIMA」14取材・文/坂根涼子 撮影/坂元俊満違いがわかる食パン!02一次発酵·パンチドウコン(28℃・湿度75%)・30分→パンチ→室温(26℃、以下同)・30分(生地温度を15℃に調整する)⬇分割・丸め250g⬇ベンチタイム室温・20分⬇成形・型入れ⬇最終発酵ドウコン(28℃・湿度70%)・1時間⬇焼成コンベクションオーブン・180℃・42分2019年1月に発売した食パン「ITOSHIMA」(2斤1000円・税別)の売れ行きが快調だ。オーナーシェフの田村秀亮さんは、16年1月に福岡・糸島で独立開業。福岡市に隣接するアクセスのよさと、海あり山ありの豊かな自然をもつ糸島の魅力を、いつかパンづくりに生かしたいと考えていたという。そして、開業3周年を機に、糸島の製粉会社、酪農企業、製塩所、日本酒の蔵元とのコラボレーションによる“ご当地食パン”の商品化を実現した。現在、店舗では平日70本、週末100本がコンスタントに売れ、百貨店の催事などでも話題になっている。国産強力粉(東福製粉「糸島産強力粉」)…14kg/70%国産強力粉(江別製粉「キタノカオリブレンド」)…6kg/30%酒粕(白糸酒造「ハネ木搾り純米酒粕」)…400g/2%無塩バター(よつ葉乳業)…2.4㎏/12%上白糖A…600g/3%牛乳(糸島みるくぷらんと「伊都物語」)…14kg/70%水A…2.26㎏/11.3%生イースト*1 (三菱商事ライフサイエンス 「ダイヤイースト」)…600g/3%水B*1…740g/3.7%ルヴァン・リキッド*2…1㎏/5%湯種*3…1㎏/5%塩(工房とったん「またいちの塩」)…400g/2%上白糖B…1.8㎏/9%材料(25×12.5×高さ12.5cmの2斤型45個分)(福岡・糸島)工程ミキシング·オートリーズスパイラルミキサー・酒粕、無塩バターを投入→低速・1〜2分→上白糖Aを投入→高速・1〜2分→強力粉を投入→低速・2〜3分→牛乳と水Aを投入→低速・2分→オートリーズ・10分・オートリーズ中に水Bで溶かした生イースト、ルヴァン・リキッド、湯種を投入→低速・2分→塩と上白糖Bを投入→低速・2分→高速・20分(こね上げ温度24〜25℃)⬇保冷ドウコン(−5℃・湿度60%)・7〜8時間⬇復温ドウコン(5℃・湿度60%)・1時間→ドウコン(18℃・湿度60%)・1時間⬇地元・糸島の人気素材が集合

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