居酒屋2018
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「11年の創業から7年が経ち、気軽80円均一の値づけでクラフトビール業界を牽引する「クラフトビアマーケット」を展開する㈱ステディワークスの新業態「ビールボーイ」が、2017年11月東京・吉祥1 ❸❹❶❷ 4寺にオープンした。にクラフトビールが飲めるビアバルが定着。一方、昨今は1人でもふらっと使えるお店が求められていると感じ、ビールを軸にした大衆居酒屋を出店しました」と同社代表取締役の田中徹氏は話す。フードメニューは串焼きを中心に、30代前半の人に受け入れられるビーポテトサラダやもつ煮など、居酒屋の定番を計39品用意。「ポテトサラダ」(450円)はいぶりがっこで薫香を加えるなど、クラフトビールとの相性を高めた商品を揃える。 10銘柄のクラフトビールはハーフ480円、パイント780円で用意。品揃えの主力は、珍しい素材や強烈な苦味を持つビールなど、尖ったコンセプトでつくられる「エクストリームビール」だ。「ファッションや音楽などと同様に、スタイルとしてエクストリームビールを好む20代後半~ルを揃えました」。エクストリームビールは海外産のビールが多く、カテゴリー原価率は5品の「シャリキン」(各480円)だ。シャリキン専用サーバーをビアシステム会社と共同開発。アルコールの売上構成比はビール50%に対しシャリキン30%と健闘。原価率を37%に着地させている。 コアなビール愛好家をターゲットにしながらも、客単価2800円に設定。地域住民にも愛される店を目指していく。❶さび 180円血肝 180円❷もつ煮(塩ベース)中580円❸ポテトサラダいぶりがっことカラスミ 450円❹肉巻きスカモルツァチーズ350円7%家賃161人でもふらっと立ち寄れる大衆居酒屋の雰囲気。日常使いができる街のコミュニティスペースを目指す。炭火で焼く串は計9品を用意。営業中は串焼きに集中するため、サイドメニューの調理工程を極力減らした商品構成に。1品あたりのポーションを抑え、中心価格は400円に設定。収益構造2017年11月OPEN 東京・吉祥寺ビール基本データその他家賃3%営業利益20%人件費25%8%店舗規模:17.5坪40席客単価:2800円アルコール売上比率:60%月商:500万円49%と高め。そこで投入したのが、人気クラフトビール店の新業態居酒屋原価37%ビールボーイ①大衆酒場

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