そばうどん2021
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四季折々の里山の時間が楽しめる、宿泊もできる店をつくろうと考えています上田善宗「年ねん月げつ」店主(元「あめこや」店主)うえだよしむね自家製粉・手打ちの十割そばを看板商品に一品料理や日本酒、ワインも多彩に取り揃えた「あめこや」。連日大盛況だったが、2019年9月に店を閉じた。そして、かねてからの目標だったソバや野菜などの自家栽培をはじめるため、東京から南西へ700㎞離れた山陰地方の奥深くに拠点を移す。新天地は岡山県最北部の人口700人弱の静かな里、真庭市蒜ひる山ぜん下したお和。店を閉じた翌月には移り住み、ソバ栽培と店舗兼住居となる予定の建物の改修をスタート。21年中には宿泊施設を付帯したそば店を開業する構想だという。1978年、福島県浪江町生まれ。大学を中退して料理専門学校へ。ホテル、カフェ、居酒屋など数々の現場を経験し、2006年に東京・世田谷区に「あめこや」を開く。19年9月に店を閉じ、翌月に岡山・蒜山に移住。21年中に同地で宿泊施設付きそば店「年月」を開業予定。取材・文・撮影/河村研二03450㎝の積雪の下から自家栽培の金時ニンジンのほかハクサイ、九条ネギを収穫。もちろん無農薬。これまで辛味大根、花豆、落花生、サツマイモ、カボチャなどを栽培し、今後は南部小麦、大豆、エゴマなどを計画中。蒜山高原一帯は火山灰土で、旧やつか村、旧川上村などは古くからソバ栽培が盛んだった。建物の改修改装はプロの力を借りつつ、できる限り自力で取り組む。
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