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現在、食用となるすべてのタコは、頭足類八腕形目無触毛亜目マダコ科に属する。
日本には無触毛亜目に属するタコが多数棲息しており、その数は50種とも60種ともいわれているが、流通にのり、食用とされているものの大半は、マダコ、ミズダコ、イイダコの3種で、そのほかにヤナギダコとテナガダコがいるものの、漁獲量はほんのわずかにすぎない。
日本のタコの年間消費量は、12万tで、これは世界のタコの消費量の3分の2にあたる。そのうちの約6万tは日本近海で漁獲して賄っている。
タコは上半分の丸い部分が頭のように見える。しかし、実はこれは胴であり、内臓や卵が詰まっている。そして、イカ類と同様、頭は脚(足)のすぐ上の、目のある位置にある。このように頭と脚(足)が付いている生物を、総称して頭足類という。目のある側が背中で、反対の腹側から出ている筒状の漏斗は、口ではなく、糞やスミを吐き出したり、移動時に海水を噴射する排水口である。
参考文献:
投稿日:2007年1月9日 閲覧回数:6632
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