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アユはワカサギやシシャモなどと同じキュウリウオ科だが、一般には独立してアユ科と分類されている。
アユは1年で生涯を終えるため、「年魚」とも呼ばれる。その一生は、晩秋に孵化し、冬の間に海や湖に下った仔魚が、3〜5月ごろには全長7〜8cm、8月ごろには20〜30cmにまで成長し、8〜12月に産卵を終えると死んでいく。
地方名では、アイ(土佐、富山、有明海)、アイノヨ(秋田)、アイナゴ(石川、和歌山)、アユゴ、シロイオ(熊本)など。滋賀県・琵琶湖では稚魚のことをヒウオ(氷魚)と呼ぶことがある。また、奄美地方ではヤジ、沖縄ではリュウキュウウオと呼ばれるが、厳密には本州のものと品種が異なる。
アユは北海道から沖縄まで、ほぼ日本全土の河川と、主に琵琶湖に棲息する、わが国の代表的な川魚である。日本の他に中国、台湾、朝鮮半島に分布するが、量的には日本が群を抜いて多い。
参考文献:
投稿日:2007年1月9日 閲覧回数:8121
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