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ハマグリは、斧足類マルスダレガイ科に属する二枚貝である。
名前の由来は、浜に棲み、かつ栗に似ているからという説と、小石(ぐり)のように見えるからという二つの説がある。また、対になった2枚の貝殻は、本来の組み合わせ以外は合わないため、夫婦和合の象徴として、祝いの膳に使われてきた。
北海道南部以南から九州にかけての、干潮域(海の潮の干満によって水深が変わる場所のこと)から水深10m前後の、淡水の混じる砂泥地に分布する。
ハマグリには、ほかにチョウセンハマグリと中国や朝鮮半島で獲れるシナハマグリという近縁種がある。チョウセンハマグリは朝鮮と冠するが、日本在来種であり、輸入ものと間違われやすい。
普通のハマグリが内湾性なのに対して外洋性なため、変わったハマグリという意味からこの名がつけられた。
朝鮮の字を嫌って汀線蛤(汀線は海洋用語で正しくは「ていせん」と読み、波打ち際のこと)と書く例も見られる。
参考文献:
投稿日:2007年1月9日 閲覧回数:3024
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