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トマトの原産地は南米大陸アンデス山地。新大陸の発見後、ヨーロッパに伝わったが、最初に食用としたのがイタリア人だったこともあり、現在もイタリアはトマト栽培国として知られる。
トマトには赤色系と桃色系に分類される。これは果皮の色であって果肉には関係ない。果皮に黄色のカロテン(カロチン)が形成されているか、否かの違いによる。
かつて定番のトマト品種といえば、尻(植物としては果頂)の尖った「ファースト」と丸玉の「桃太郎」であり、ファーストは秋〜春に、桃太郎は春から秋に出回るといった具合にシーズンを二分していた。
しかし、輸送途中でも日もちする桃太郎の人気が高く、シーズンに合せた品種改良が進み、各地で栽培可能になった。その結果、桃太郎が周年で独占に近い状態で出回るようになった。
桃太郎が日持ちするのは、できるだけ樹につけたままにして完熟に近づけた状態で出荷しても、柔らかくならないという特徴による。
参考文献:
投稿日:2007年1月15日 閲覧回数:2786
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