〆は独創的なうどん。飲んだあとも食指が進む
ランチタイムはうどんを中心に定食などを提供するうどん専門店として、夜は季節のおばんざいと地酒、創作うどんを提供する居酒屋として営業しています。
夜は、あえてうどんを強調せず、他の一品料理と並列。具体的にはランチタイムに提供するうどん30品目の中から、温かいうどん7品、冷たいうどん2品、温冷をチョイスできる5品を抜粋。素うどんやきつねといった定番ははずして、トッピングにひと手間かけたオリジナルうどんに絞ってメニューに並べます。また、場所柄、観光客の来店もあるので、定番のおばんざいであるナスを甘辛く煮含めた忘れ煮や、湯葉や生麩など、京都らしい食材を盛り込んだうどんも用意します。
「1杯のうどんを目指してこられるお客さまも大切に」という構えなのです。
たとえば写真の「茄子の忘れ煮うどん」(630円)。ナスを中まで火が通るまで素揚げにして、うどんつゆに使う返しに少量のだしを加えた煮汁で、煮浸しにしています。濃い味を煮含めた具をのせることで、食べ進みながらつゆの味の変化を味わえますよ。
続きを読む "麺どころ晃庵 京都駅前店(京都・堀川油小路)" »
野らぼーの讃岐うどんは母の味。だしとうどんの組み合わせはお好みで
讃岐うどんを核商品としながら、夜にはじっくり腰を据えて、香川の郷土料理と銘酒を堪能できるお店です。香川では、冠婚葬祭をはじめ、何らかの行事には、必ずうどんを食べます。米と同じくらい、あるいは、それ以上にうどんが食卓に並びます。そしてうどんは自宅で打つのが基本。
それゆえに、各家庭のそれぞれの味があります。同店の経営母体「(有)善通寺フーズ」の代表取締役氏家さんの家でも、母親がうどんを打っていました。コシの強いうどん、イリコだしに自家製醤油で味をつけたシンプルで飽きのこない味。その母親の味が、同店のうどんのベースとなっています。
店名を冠した「野らぼーうどん」(750円)。
うどんが見えないほど具だくさんで、ボリューム満点の人気メニューです。
続きを読む "讃岐うどん 野らぼー堀留店(東京・人形町)" »
力強いコシを持つ讃岐うどんの長崎ちゃんぽん
魚介、肉、野菜の味わいが溶け出した白いスープ。見た目、味ともに長崎県名物である”ちゃんぽん”です。中から出てくる麺は真っ白で太く、力強いコシの讃岐うどん。これが店名にもなっている、看板メニューの「どんたく」です。
その後に続く人気メニューも「田吾作」、「焼きうどん」、「玄海」、「親子」など個性的な品々。メニューは計34種をそろえています。これらの多彩なメニューは、ベースとなる麺とだしに、しっかりとした力があるからこそ実現できるもの。
イリコのコクを中心に、昆布の香りをきかせた讃岐ならではのだし。高品質のいりこで、芯の通った深い味わいです。
「どんたく」950円
長崎名物ちゃんぽんに讃岐うどんが入った一品。同店の看板メニュー。
続きを読む "手打ちうどん どんたく(東京・玉川)" »
番車の色にかけた9色のオリジナル讃岐うどん
店主の栂野眞二さんは、無類の競輪ファンであり、大のジャズ好き。全国の競輪場に足を運んでいるうち、高松で讃岐うどんに出会い、一念発起して03年7月に地元である下高井戸に「ジャズ ケイリン」を開店。
同店のうどんは「白カレーうどん」「桃雪うどん」のように、一見どのようなうどんなのか見当がつかないネーミングばかり。実は、これらは競輪の番車の色にかけた命名なのです。番車の色をうどんで表現するためにたどり着いた、オリジナルうどんの数々。同店の人気うどんの中でも上位に入るのが「白カレーうどん」と「黒カレーうどん」です。
じっくり時間をかけてつくるまろやかなカレーをベースに、辛さをアクセントにしたのが「白」、コクを前面に出したのが「黒」です。
「白カレーうどん」740円
スリランカから取り寄せる激辛スパイスが、白カレーの重要な隠し味。
続きを読む "東京讃岐うどんJAZZ KEIRIN(東京・下高井戸)" »