「旨さ」のツボを心得た、遊び心たっぷりのアイデアフルなメニューぞろえ
「豊年」400円は、見た目はまるできりたんぽか五平餅のよう。おそらく「これが焼鳥?」と、首をかしげた人もいるかもしれません。しかし、中身はれっきとした鶏つくねのバリエーションなのです!ヒントは中華ちまきから。実はこの他に、7種類もの鶏つくねメニューが存在します。
「せんなり瓢箪」は、長年喫茶店に務めていた木下佳美さんが独立して開いたお店です。焼鳥メニューだけでなく、一品料理のバラエティも幅広いので、どちらかというと「串焼き居酒屋」的ニュアンスが強いかもしれません。店内では誰もがゆっくりと腰を落ち着けて、酒と料理を楽しんでいます。
メニューはどれも酒のつまみにぴったり。焼鳥1本は料理一品と同じ感覚で
店内に貼り出された品書きを見ると、ビーフシチューやら焼きそばやら、焼鳥とは関係のないメニューばかりが並んでいます。初めて店を訪れた人は、ここは本当に焼鳥店なの、と疑問におもってしまうかも。「うーん、確かに純粋な焼鳥店とはちょっと違うかもしれない。でも、いちおうメインは焼鳥と串焼き。広い意味で『串処』っていうことでいいんじゃない?」とご主人の木下嘉美さんはニヤリ。
料理の数は実に50種類。そのうち焼鳥メニューは約20種類。7種類のオリジナルつくねはもちろん、定番の焼鳥10種類(200円-300円)は、なんとひと串で約70gというボリュームだ。写真はアイデアつくねの数々。豚バラ400円(奥)、しそ(手前の皿。以下左から順に)300円、なんこつ400円、納豆300円、タレ300円。
[店名]せんなり瓢箪
[住所]東京都武蔵野市吉祥寺本町1-25-4
[TEL]0422-21-2452