寒い冬ほど恋しくなる、ジューシーな本場の味
神戸には餃子屋が多い。各店のこだわり餃子はどれもおいしいけれど、本家中国の味が恋しくなるときもあるでしょう。そんな時は三宮の「大連水餃子 慶楽」が一番です。呼び込みのお兄ちゃんがひしめく怪しい路地の一角にある店の前からは、自家製の皮を慣れた手つきで伸ばすお姉さんの姿が見えますよ。ここは神戸・元町の老舗「六甲菜館」が2002年9月に開いた水餃子専門店。売りは中国人がつくる本場の水餃子です。
タレはつけずにそのままで、あんの味をじっくり堪能
餃子の種類は17種。白身魚あり、羊肉あり、ナマコと干し貝柱入りまである豊富なメニューは、長春から来た点心専門のシェフがつくります。本場の味を求めて、在来中国人や同業者までがやってくるコアな店。しっかりと味づけされたあんのおかげで、タレは不要です。ベーシックな「豚肉と白菜の餃子」(写真)は480円。手づくりの皮と包丁でたたいた肉のジューシーな旨みが味わえます。
[店名]大連水餃子 慶楽
[住所]兵庫県神戸市北長挟通1-5-8
[TEL]078-391-5245