讃岐の麺を大阪だしと東京のつけ汁で。全国各地いいとこどりのうどん
同店のご主人・嶋田孝一さんは、サラリーマンから転身し、食べ歩きと企業の独立開業セミナーなどを利用して、独立。有名店などでの修行経験はありませんが、15時前には麺が売り切れてしまうほどの人気です。
写真の「きつねうどん」（600円）は、甘く煮付けた揚げを1枚丸ごとのせる、大阪風のきつねうどん。まずは、だしの旨さを楽しんでいただきます。食べ進むうちに、揚げに含まれる甘い煮汁とだしが混ざり合って、味わいが変化していきますよ。
独自の研究の成果。徹底した数値管理で味を守る
うどんづくりのプロセスはすべて数値化、データ通りに作業が進められていきます。ただし、その数値は教科書に書かれているものではなく、嶋田さんの試行錯誤から生み出された独自のデータ。経験やカンを重視する従来型の職人仕事ではなく、麺づくりを科学的に分析し、常に上質のうどんをつくり出すのが、嶋田さんならではの仕事です。
1日に打つ量は5kg、45玉。小麦粉は『北海道100』という銘柄です。１人で打つ量としてはこれが最適で、夜になると麺の状態が悪くなってしまうために、昼だけの営業にしています。「1種類の粉をずっと使うことが大切で、そうして粉の特徴を理解しなければ、いいうどんは打てませんね」と嶋田さん。
カレーぶっかけうどん 800円
自家製のスパイスを使用する、同店の人気メニュー。冷たいうどんに熱々のカレーをかけるタイプで、締まったうどんのコシを楽しみたい方におすすめです♪
［店名］皐月庵
［住所］大阪府大阪市中央区東平1-4-5-102号
［TEL］06-6762-1468
