創業から400年の水沢うどん老舗店。ブラッシュアップで水沢うどんの新たな魅力を引き出す
水沢うどんの特徴は、麺に独特のコシと透明感があること。創業400年を数える老舗「田丸屋」は、水沢うどんのこうした特徴を生かしつつ、より旨いうどんを求めて研究を重ねてきました。料理長の田中敏彦さんは、料理研究科の松本忠子さんの指導を受けて、品質の向上を図り、新たな集客につなげています。
もり 840円(二色汁は105円増)
水沢うどんならではの滑らかなのどごしと独特のコシを味わえる冷たい麺。たれは、濃口醤油を返しに使った醤油だれかすりゴマを味噌と返しでのばしたごまだれのどちらか。
甘みを抑えただしとコクあるかえし、麺も上品な味を目指す
さっぱりとした味のつけ汁は、天然利尻昆布とかつお本枯節で上品なだしをとり、砂糖とミリンを煮詰めてから醤油を加えた返しで味に深みを出すという製法を採用。
麺は粉の質を見直し、3種類をブレンドするに至っています。こうした努力で、冷たいうどんが主力であった水沢うどんに新たな看板商品が誕生。
同店では独特の食感の麺に、白醤油の返しを使った上品な味のつゆをかける、かけ(下写真:945円)も人気商品となっています。
[店名]田丸屋
[住所]群馬県北群馬郡伊香保町水沢206-1
[TEL]0279-72-3019