倉敷スタイル昔焼き、大阪風のとろろ焼き、たらし焼き。3種類のお好み焼を食べ比べられる店
「寿」のお好み焼には、3種類のスタイルがあります。
昔焼きは、オーナーのお母様が昭和30年代に発案したというくらしきスタイル。
広島焼きからそばを除いたような焼き方で、水分のとばし具合が命。
そしてとろろ焼きは大阪風。注文がはいってから、ダシととろろを混ぜてふんわり焼くのがポイント。
最後のたらし焼きは、下味をつけた生地をキャベツにただしながら、蒸し焼きにするスタイル。
それぞれキャベツの切り方も、使う材料も、焼き加減も違う。味わいも違うから飽きずに食べられるとあって、3種類とも同様に人気です。
「ネギ焼き」500円
生地の上に粉カツオ、ワケギ、紅ショウガ、天カス、細切れ状の和牛肉をのせる。
シンプルに醤油で味つけし、コショウをピリリときかせる。ビールのつまみにぴったり。お好み焼の前に、絶対頼みたい一品です。
昭和30年代にオーナーのお母様がつくられた、「寿」のオリジナルソース。
岡山県にある蔵元に頼み、ウスターソースとお好みソースをブレンド。
トマト、タマネギ、リンゴの糖分で、あっさりと仕上げています。
おいしく焼いて、旨い食べ方を伝授する
「寿」では、鉄板焼き、お好み焼はすべて店焼となっています。
仕入れから始まる、ちゃんと仕事をしたお好み焼きを食べてもらうため。
「鉄板の上で焼いて食べたほうが絶対においしい。食べる分だけヘラで取りながら。鉄板から10秒でも離してしまうと、食感が変わっておいしくない。粉がへたるんです」と店長の利根真二さん。
おいしい食べ方を伝えられるし。お客とコミュニケーションが取れる。そして焼くというパフォーマンスが飽きさせない。やはり鉄板前は特等席なのです。
[店名]お好み焼 寿
[住所]東京都目黒区上目黒3-14-2
[TEL]03-3710-4989