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五島軒(北海道・函館)

明治時代の秘伝の味をいまも変わらず提供

「五島軒」は、ロシア料理とパンの店として1879年に創業。
当時、西洋料理は日本人には馴染みが薄かったため、初代コック長の五島英吉氏が、ハヤシライスやオムライスなど、ごはんを合わせた料理を考案。そして、その中からもっともポピュラーなメニューに育ったのがカレーでした。

焼いた牛骨や鶏がらに野菜を加え、石炭ストーブで丸一日煮込んだブイヨンが決め手。これに、イギリスから輸入したカレー粉を使ったルーをつくり、イギリス風とフランス風のビーフカレーと、インド風のチキンカレーのタイプの異なる3種類を提供しました。
カレーのレシピは初代でほぼ完成していましたが、2代目店主の若山徳次郎氏が東京の帝国ホテルで修得した技を加味し、これが代々引き継がれています。

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「伝承のカレー」1155円
霜降り牛肉と道産野菜を使った幻のカレーを再現している。

じっくり仕上げたビーフブイヨンと牛肉スープのマッチングがポイント

カレーのベースとなるビーフブイヨンは、牛の丸骨、牛の筋肉、鶏ガラをまずオーブンで焼いてから、タマネギやニンジンなどの野菜と香辛料を加えて鍋で煮混みます。
注文を受けてから、ブイヨンからつくったルーと肉を合わせ、牛肉スープを加えて濃度を調整しています。

[店名]五島軒
[住所]北海道函館市末広町4-5
[TEL]0138-23-1106


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