WEB編集部と同じフロアに「月刊食堂」編集部がありますが、
本日は校了作業(製作の最終段階です)をしている模様。
ピリピリした編集部に今月号の特集ゲラをそっとのぞきに行ったら、
「これからくる『ご当地野菜』はこれ」
と大きい見出しが!
月刊食堂7月号(6月20日発売)では
「どいつ豆」だとか「紫アスパラガス」とか「博多新ゴボウ」
「スプラウトいろいろ」など、注目のご当地野菜をご紹介。
大ヒット店「三尺三寸箸」を展開中の柿安本店の料理長による、
これらの野菜を使ったメニュー提案もあります!
◆「おいしいイタリア野菜料理教室」
たとえば「水ナスのサラダ」。ナスは油と相性がいいけれど、
水分の多い水ナスはむしろ生で。薄切りのパルミジャーノチーズ、
オリーブ油とあえるとフルーツサラダのようです。
普通のナスは、たとえば「ナスのロール」に。
薄くスライスして焼いたナスでモッツァレラやサラミなどを巻き、
トマトソースをかけてオーブンへ!
野菜の瑞々しさにチーズやオリーブ、ケッパーなどでアクセントを
つけるところがイタリア的ですね。
ちなみに著者のパンツェッタ貴久子さんは、
ジローラモ・パンツェッタさん(雑誌LEONでおなじみのカッコイイ
"ちょい悪オヤジ"様です)の奥様でもいらっしゃいます。
◆「わたしのイタリア料理」
この本の表紙はとってもシンプル。
「そら豆のラヴィオリ」の1皿が、まるで自宅のテーブルに
置いてあるようです。その穏やかな空気感は「陽気でにぎやか」な
イタリアの既成イメージとはちょっと違う、おっとりした雰囲気。
「ほうれん草とリコッタチーズのはだかのニョッキ」は、
なぜ、"はだかのニョッキ"と呼ぶのか?
愛らしい名前の由来は「リコッタチーズとほうれん草が、よく
ラヴィオリの中身になるからか」そう呼ばれるようになったそう。
あっ野菜の料理でもしようかな、と思わせる気取らない本。
どんなものよりDELIらしいっていえるのが、サラダ。
新鮮な野菜をドレッシングで和えるだけ。
おなじみ「ニューズ・デリ」のレシピは、どれも野菜たっぷり。
デリやサラダの味つけがどうもマンネリになってしまう方は、
この本がおすすめ!
本書のデリはドレッシング&ヴィネグレットがすべて違います。
これが「簡単だけど、おいしい」の秘密です!
外食に野菜が増えてきたのは、デリそうざい(中食)や
家庭のご飯(内食)との競合が激しくなったから、
と担当は思っているんですが。
とくに家庭でつくる料理の主役は、いまや野菜です。
でも野菜ほど簡単で、かつ奥深く、難しい食材もない。
生でも食べられるけど、ゆでるだけでもいいけれど、
もっとおいしくなる"ひと工夫"は?
人気料理研究家・長尾智子さんの答えは「塩、ごま、レモン」。
「わたしは気をつけていないと、
どうしてもごまとレモンを濫用しがちだ。
仕上げにレモン、スープにレモン、ヴィネガーの替わりにレモン、
ソテーにレモン、ご飯にもレモン」
塩・ごま・レモンはとても身近なもの。
でも、その3つで不思議と、いつもの料理が変わっちゃうかも。
長尾マジック、試してみませんか。
◆「菜菜ごはん 〜野菜・豆etc. すべて植物性素材でつくる かんたん満足レシピ集」
さいさいごはん、と読みます。
肉、魚、卵、乳製品などの動物性素材は使いません。
砂糖、だしも使いません。
野菜、豆、穀類、海藻、こんにゃく、麩など、植物性素材だけを
使います。
メインのおそうざいになる植物性素材の料理がいっぱいです。
著者が野菜料理をつくり続けながら考えてきたことは、
「野菜だけだからこそのおいしさがある!」ということ。
そんなメッセージが"菜菜ごはん"に込められています。
忙しい毎日、疲れぎみの方、健康が気になりはじめた方、
体の中からリセットしたい方に。