「チェー」をご存知ですか?
「チェー」とはベトナムの伝統的な甘味で、豆、芋、
穀類、果実などをお砂糖といっしょにトロトロに煮た
ぜんざい的なものをいいます。
先日、当社の「ベトナム料理百科」の著者でもある
鈴木珠美さんのお店『キッチン』で「チェー」を初体験したんです!!
緑豆やココナッツがたっぷり入った白玉入りの冷たいチェー。
カチ割り氷のひんやり感と甘いぜんざいがすごくよく合う。
家で真似して作りたい!とても美味でした!
ほかにも、アジアには魅力的なお菓子がいっぱいあります。
◆「アジアンスイーツ」
著者:沙智(Sachi) 価格:1890円(税込)
アジアのスイーツの旅へ出たような一冊です。
タイに住む日本人の女性写真家である著者が魅了された
アジアのお菓子の数々を、タイ、ラオス、カンボジア、
ベトナム、ネパールの5ヵ国から集めて紹介しています。
注目したいのが、美しい写真の数々。
お菓子の写真はもちろん、それぞれの国の特徴、暮らしをつづった
コラムとともに掲載している屋台の風景、建物などがとても綺麗。
現地の空気が伝わってきます。
タイの頁にある「グルウェイボワットチー」はバナナのココナッツ
シロップ煮。タイの定番デザートです。
屋台風景にはバナナをはじめ、タピオカや芋のシロップ煮が、銅鍋や
素焼きの壺に入ってずらっと並んでいます。
ベトナムの頁にはもちろん「チェー」のレシピがあります。
「タッチェー」はゼリーや緑豆を入れた氷入りの冷たいチェー。
緑豆は2時間ほど水に浸してから蒸し、小さめのグラスにスプーンを
さして、見た目にもかわいいチェーの完成です。
お菓子をバナナの皮で包んでいたり、竹の筒に入れていたりと
アジアならではの楽しいヒントがもりだくさんです。