気の合う仲間とワイワイ飲むとき、しみじみひとりで飲むとき、
ちょっとしたお祝いのときなどお酒を飲む場面もいろいろ。
日本酒、ビール、焼酎、ワイン…と種類も好みもいろいろ。
それぞれのお酒にも合う、おいしくて気のきいた酒の肴が
あればより一層楽しくなりますよね♪
自由な発想でオリジナル料理が提供できる酒の肴は、
工夫と少しの手間をかけることで立派な一品になります。
調味料をかえるだけでも、バリエーションは豊富!!
さて、今夜はどんな酒の肴とともにお酒を飲みましょうか♪
◆「650の酒肴」
著者:牧野哲大 価格:2310円(税込)
日常的な素材をつかい、手軽な調理法でまとめた1冊。
本書は、一年を2ヶ月ごとに区切り、季節の素材を
取り入れながら、バラエティ豊富な酒の肴を650品余り、
カラー写真で掲載しています。
とにかく品数が多いのがいいんですよ。
あと一品ほしいな…という時に簡単につくれそうなものばかり。
素材から作り方をさがせる索引つきなのでとても便利です。
例えば、冬が旬の“だいこん”をつかったものは11品を掲載。
気になるのは“みかんと大根の雪造り”。
薄皮をむいたみかんとささがき状におろした大根をだし汁、
甘酢、きざみ赤唐辛子で和えた一品。
大根の白色とみかんのオレンジ色のコントラストが
とてもキレイなんです。
彩りがほしいときには役立つ一品ですね。
つかわれている器や盛つけ方を見るのも参考になります。
お店の酒の肴はもちろんですが、毎日のおかずとしても
つかえるレシピも満載です。
◆「中村勝宏の酒の肴83」
著者:中村勝宏 価格:2100円(税込)
現地フランス料理を知り尽くした著者が、酒の肴を
提案した一冊。
「洋」の枠を超えて、和風、中国風、エスニック風などの
要素も採り入れ、野菜から魚介類、肉類、オムレツ・キッシュ
デザートまで、工夫をこらした料理を83品を掲載しています。
おなじみのあじのフライ。
本書では、ハーブ入りパン粉をつかいあジの開きを香味焼きにし、
オリーブ油をベースにアンチョビとゆで卵入り香草ソースを添えた一品。
ソースは、他の魚介料理にも広く応用できるのでおすすめです。
デザートも、興味深いレシピを7品掲載。
すりおろした本わさびをつかった“わさび風味のパンナコッタ”や
ピンクペッパー、コリアンダー、ハチミツなどをつかった
“モンキーバナナのロースト”など。
メニューにのっていたらきっとオーダーしちゃいます!!
居酒屋、ブラッスリー、ビストロ、カフェレストランなど
あらゆるジャンルの料理人の方や、ご家庭でも役立つ一冊です。
◆「続・料理長がこっそり教える酒の肴」
著者:柴田書店 価格:1680円(税込)
和、洋(仏・伊)、中の15人の料理長が提案する、
簡単につくれておいしい酒の肴を93品、デザート17品の
計110品をカラー写真とともに掲載しています。
本書では、
◎日本酒、ビールに合う肴
◎ワインに合う肴
◎酒席の締めはデザート
の3つのジャンルに分け、それぞれのお店ごとにお料理やデザートを
ご紹介。すべてのレシピには、素材についてや調理方法、注意点などの
ワンポイントアドバイス付です。
つかわれている材料は身近なものが多く、家庭でもおしゃれな
おもてなし料理が手軽に出来るのはうれしいですね。
例えば、“パンの熱々グラタンスープ”。
バケットと固形ブイヨン、市販のトマトジュースなどでつくる
簡単グラタンスープ。
チーズをのせて焼けば、寒い季節にはうれしい一品です。
一度は行ってみたいお店の料理長のアイデアレシピが満載。
料理の盛りつけはとても参考になりますよ。
ちょっと得した気分の一冊です。
【本書に登場の料理人の方々】
◎柳原雅彦 氏(寿し長)
◎野崎洋光 氏(分とく山)
◎山本正明 氏(赤坂とゝや魚新)
◎辻 康久 氏(萬久満)
◎色川秀行 氏(千松しま)
◎矢部久雄 氏(大木戸矢部)
◎河田吉功 氏(文琳)
◎山本 豊 氏(知味竹爐山房)
◎長坂松夫 氏(麻布長江)
◎五十嵐美幸 氏(広味坊)
◎谷 昇 氏(ル・マンジュ・トゥー)
◎木下和彦 氏(レストラン キノシタ)
◎村上久朗 氏(仏蘭西料理 むらかみ)
◎淺野正己 氏(カムシャン グリッペ)
◎日高良実 氏(マンジャ・ペッシェ)
◆「酒菜 第3巻」
著者:柴田書店 価格:4620円(税込)
「酒菜」「続・酒菜 居酒屋の料理476」に続くシリーズ第3弾!!
全国の名居酒屋で提供する酒菜を厳選し、509品の料理を
カラー写真つきで掲載しています。
本書は、和えもの・サラダ・刺身、珍味、焼きもの、
煮物・炊き合せ、炒めもの、揚げもの、蒸しもの・寄せもの、
鍋仕立て、ご飯もの・麺類、汁もの、漬ものの12の項目に分け
ご紹介しています。
項目はさらに材料別にわかれているので、とてもつかいやすいですよ。
レシピには、仕込み、調理のコツ、提供のしかたまでを、
わかりやすく紹介しています。
“酒菜”というと、おかずだけにかたよりがちですが、
本書には、ご飯もの、麺類、汁ものなどのレシピもたくさん
掲載しているのでお酒のあとの締めの一品にも役立ちます。
その中の1品“焼きおに茶漬”は、
ご飯を15センチほどの丸い板状にのばして焼き、
かつおだしの吸物汁に差し込んみ、海苔、おろしワサビを添えます。
器から飛び出した焼きごはんはインパクトがあり、
そのまま食べたり、崩して食べたりと二度おいしそうです。
「酒菜」シリーズ3冊のレシピを合わせると、なんと1517品
にもなるんですよ!!
さらにアレンジを加えていけば、メニューがどんどん広がりますね。