◆「『一風堂』ドラゴン(中国マーケット)に挑む!」
中国進出の体験を赤裸々につづった書。
著者:河原成美
価格:1680円(税込)
2003年10月、「博多 一風堂」店主河原成美は、
上海の外食企業と合弁会社を設立し、中国は上海にのり込んだ。
言葉のカベ、人の問題、味覚の相違点、考え方の大きなへだたり、
店舗工事の手抜き、仕事の進め方の驚くほどの遅さ……。
中国市場に合ったラーメンの新ブランドを展開すべく、もがき、あがき、
試行錯誤をくり返し、そして立ち向かってきた。
苦労を重ねたその一部始終をつづったのが本書である。
河原氏は序文で、静かに、しかし力に満ちた言葉でこう語る。
「こと外食産業に限って言えば、ぼく自身なかなか『これは!』と
いった本に出会うことができませんでした。……もしも中国の外食事情
を知り得ていたら回避できるトラブルは決して少なくなかった。
本書はそうした悔恨から発案・企画されました。
麺づくりからスープ材料の調達方法、出店計画、店舗工事、人の問題、
経営の考え方の違いなど、実際に直面した問題点と現実を赤裸々に語る、
渾身の1冊です。