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芳醇に香るエスプレッソ特集♪

 コーヒーの香りって、気持ちがホッとして大好きです。
 最近では、家庭用のエスプレッソ・マシンやポットを使って、
 エスプレッソを愉しむ人も増えてますね。
 量が少なくて濃いけれど、コーヒーエキスがギュッとつまり、
 香りも豊か。。。
 しかも、エスプレッソはドリップコーヒーよりカフェインが
 少ないんですね、意外です。

 エスプレッソの生まれ故郷はイタリア。
 エスプレッソマシンは、19世紀初頭に考案され使われていたそうです。

 エスプレッソを使ったものの一つ“カプチーノ”は、
 スチーマーで温めふっくらさせたミルクをそそいぎ、その
 ミルクの上にシナモンの粉をふりかけたもの。
 中央部が茶色く、その周りがミルクの白となって、カトリック僧侶の
 頭巾「カプッチョ」に似ていることから、
 カプチーナ=カプチーノと呼ばれるようになったといわれています。

 地中海沿岸の国々ではデザートやドリンク以外に
 料理にも使われているんですよ。

 今週は、身近になったエスプレッソの本をご紹介します。

 ◆「エスプレッソデザート」
 
 著者:ダニエラ・オージック
 価格:1890円(税込)

 エスプレッソを使ったデザート満載!!

 飲むエスプレッソではなく、お菓子やカクテルの材料として
 利用範囲を広げた一冊。
 イタリア人著者がつくる簡単レシピを50品余を掲載しています。

 たとえば、ティラミス。
 エスプレッソを使ったお菓子ではおなじみの一品ですネ。
 本書では、3種類のティラミスをご紹介してます。

 ◎ティラミスAでは…
 フォンガービスケットを使ったスタンダードなもの。
 ほろ苦いエウスプレッソとマルサラ酒(シチリアのワイン)
 入りのシロップをたっぷり含んだビスケット。
 マスカルポーネチーズとの相性は絶妙ですよね。
 舌ざわり滑らかな味わい。

 ◎ティラミスBでは…
 クリームにメレンゲを加えた、やわらかい食感に。
 卵白をしっかり泡立てたメレンゲをチーズクリームに
 入れることで、ふわふわ感が楽しめる一品。
 シロップにグランマルニエ(リキュール)を使っている
 ので柑橘系の香りのするティラミスに。

 ◎ティラミスCでは…
 薄くスライスしたチョコレートをクリームに混ぜ、
 まろやかなクリームとチョコレートのカリカリっとした
 食感が味わえる一品。
 こちらは、ビスケットの変わりにカステラを使用。
 カステラは敷き詰めてからシロップをかけるのが
 ポイントみたいです。

 他にも、エスプレッソポット、家庭用のマシンの基本的な
 入れ方、メンテナンス、ポットの選び方なども掲載してます。


 ◆「エスプレッソブック 基本技術とアレンジドリンク 」
 
 著者:門脇洋之
 価格:2520円(税込)

 エスプレッソのすべてがわかる本格的専門書。

 エスプレッソ・マシーンの仕組みや、コーヒーの抽出方法など、
 基本的な技術を詳細な写真つきで、丁寧にわかりやすく紹介
 しています。

 ベーシックはもちろん、エスプレッソを使った50種類の
 アレンジドリンクもたっぷり掲載しています。

 本書に紹介しているデザインカプチーノは、リーフ、
 ハートなど全部で6種類。
 ミルクの落とし始め位置から描き終わるまでを、連続写真と
 説明がついてとてもわかりやすいです。

 その中のひとつ“クマ”のカプチーノは、
 顔部分が完成すれば、クマ以外にもアレンジが可能。
 ひげをつければネコに、耳を大きくすればネズミやウサギ
 になったりと楽しい。
 他にも、たくさんアレンジできそうですね。

 他に、カフェ店を志してから、エスプレッソのカフェを開業し、
 バリスタ世界大会にチャレンジするまでのエッセイも掲載。

 カフェを経営している方、「バリスタ」に興味のある方、
 将来カフェ開業したいと思っている方にもおすすめの一冊です。

 
 ◆「コーヒードリンク246」
 
 著者:柄沢和雄
 価格:2940円(税込)

 長年コーヒーを研究する著者が、世界各地のコーヒーレシピを
 忠実に再現した一冊。

 トラディショナル(伝統ある)コーヒー、新しいネーミングや
 フレーバーを使ったニューウェーヴコーヒー、エスプレッソ&
 カプチーノドリンクなど246種類のホット、アイスコーヒーを
 きれいな写真つきで紹介しています。

 エスプレッソを使った“アイリッシュ・コーヒー”は
 アイリッシュ・ウイスキー、白ざらめ入りのホットコーヒー。
 漁から帰ってきた男性たちが、カフェでこのコーヒーを飲み、
 冷えきった体を温めためてから家路を目指したとか。
 後に、サンフランシスコのカフェ・レストランで売り出され、
 世界中で有名になったそうです。

 ひと品ずつレシピ、国名、由来や飲み方を掲載しているので、
 読むだけでも楽しめますね。

 洋酒を使用したコーヒーなども多く掲載されているので、
 アレンジメニューのご参考にもいかが。


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