◆「おつまみ」
柴田書店 編
価格:4410円(税込)
居酒屋、ワインバー、スペインバル、エスニックなど、
人気のお店で評判のおつまみを集めて一挙にご紹介します。
その数、なんと478品!!
すべての料理に材料と作り方を解説していますので、
写真を見て気になった料理を実際につくることができます。
おつまみとは、お酒に合う料理のことで、
すべて1000円前後で提供されているメニューを集めてみました。
それぞれの料理は、小菜、即菜、豆・豆腐、玉子、魚介、肉
のジャンルに分類し、わかりやすく掲載しています。
また、お酒を飲んだ後に食べたくなる、ご飯ものと麺料理も収録し、
さらには食後のデザートまで。
日々のメニュー開発を網羅する内容になっています。
巻末には、各店舗の紹介も掲載。実際に食べに行くこともできます。
目次だけでなく、店別索引をまとめているので、
さらに探しやすくなっています。
ポイントはなんといっても、478品という料理の数です。
しかも、人気店から選りすぐった逸品だけをそろえていますので、
そのおいしさは折り紙付き。
各料理のつくり方は、仕込み作業と提供作業を書き分けることで、
厨房での作業に添ったレシピになっています。
材料の分量も、できる限り明示してあります。
料理をそのまま再現することもできますが、
好みの味に応用したりアイデアを採用するだけでも、
この本の使い勝手は広がります。
掲載メニューの中から、担当のおすすめをピックアップ♪
◎豚足黒糖煮
豚足を水と甘口醤油、酒、黒糖でじっくり煮込んだ
コクのある甘辛な煮物です。
豚の角煮や豚足煮はいろいろありますが、
こちらのお店のものは、奄美大島の甘口醤油、黒糖を使うので、
奥行きのある複雑な甘みが特徴なんですね。
実はこのメニュー、お店の方が、酒蔵に行った際に
そこのおばあちゃんに教わったものなんだそうです。
◎雲丹クレソン
東京渋谷の現代版立ち飲み居酒屋として人気のお店から、
とってもスピーディにつくれる、こちらのメニューをご紹介。
ウニとクレソンをニンニク、バター、醤油で炒めるだけ。
パンの薄切りを添えて提供します。
ウニって、意外とバターに合うんですよね。
醤油の香りがまたたまりません。
◎灼熱のマーライオン炒め
こちらも豚足黒糖煮と同じお店のメニューですが、
パッと名前を見ただけでは、どんなお味なのか分からない!
皆様も、ちょっと想像してみてください。
・・・・
考えていただけましたか?
マーライオンといえばシンガポール。
シンガポールカレー味の鶏肉野菜炒めなんです。
なーんだ。。。と言わないでくださいね。
このメニューには隠し味があって、
それがないと、ただのカレー炒め。マーライオンにはならないんですね。
レシピは本書を見ていただくとして、
「おつまみ」では意外に野菜メニューが多いのに気がつきます。
大酒飲みの方、普通のお酒飲みの方。。お酒好きな方は
たくさんいらっしゃいますが中でも男性はお酒を飲む時に
あまり野菜料理を食べない傾向があります。
「野菜で酒が飲めるかい」というわけです。
心当たりのある方もいらっしゃるのでは。
そんな硬派?な酒好きの方にも、このマーライオン炒め
をはじめ、おすすめできる野菜のおつまみがたくさん、
本書に掲載されています♪
ぜひ、一度お試しを♪
おつまみの基本は、簡単に作れて素早く提供できること。
おつまみの専門書だからこそ、
読んだその日から役立つ内容が魅力です。
これ1冊があれば、明日からでも居酒屋を始められるでしょう。