日本には、世界に誇れる、祖先から受け継いだ数千年の歴史と伝統
を持つ正しい食物の原理と技術があります
そのひとつが“マクロビオティック”。
食事の基本は「玄米菜食」。
玄米や雑穀などの穀物と動物性食品はとらず、植物性食品のみ。
おかずをつくる食材は、その土地で長年つくられてきた旬の野菜、
海藻、山菜など。
世界的スター、マドンナやマイケル・ジャクソンもマクロビオティック
を日頃から実践していることで有名ですね。
マドンナのあの若さと健康の秘訣は“マクロビオティック”
なのだとか。
著者: 松本光司 価格:3150円(税込)
マクロビオティックの基本と、“玄米をおいしく食べる”
ための食材やおかずを紹介した一冊。
本書は始めに“玄米菜食”の原則にもとづいた、だしのとり方
や調味料、玄米の炊き方などを解説しています。
だしは昆布と干し椎茸のみ、調味料は塩、醤油、味噌、酢、油
のみです。
基本を学んだあとは、基本食材を使った料理レシピや
玄米にぴったりのおかずを全240余品紹介しています。
たとえば、
「れんこんとごぼうの鰻もどき」は、見た目は鰻の蒲焼そっくり!
れんこんと豆腐で鰻に似た弾力のある食感が楽しめるそう。
そこにごぼうが入ることで香りが加わり、ますます鰻のような
味わいなのだとか。
作り方もシンプルで、すりおろしたれんこん、ごぼう、豆腐を
海苔にのせてのばして、筋目をつけて揚げるだけ。
醤油ダレを絡めたら鰻もどきの完成です。
その他、たんぽぽやわらび、つくしといった野草を使った料理
も登場します。「たんぽぽの佃煮」はたんぽぽの葉を使用。
酒肴やご飯のおかずにぴったり。
肝機能が心配の方におすすめだそうです。
アク抜きの方法から皮の剥き方まで詳しい解説付き。
普段のおかずだけでなくおもてなし料理もあります。
春“精進茶懐石”、夏“五穀豊穣のもてなし”、秋“精進おでん”、
初春“精進おせち”と豪華なメニューがずらり。
盛り付けがとても綺麗。さすが元料理人の松本氏です。
皆様の健康づくりにきっと役立つ一冊です。