もちもちとした独特な歯応えと、
シンプルな味わいが魅力の“ベーグル”は、
カフェや小さなパン屋でもかかせないアイテムです♪
◆「レストランのパン カフェのパン 」
著者:エコール・キュリネール国立 近藤敦志
価格:2100円(税込)
パン用ミキサーやホイロ(発酵器)などの専用機器を
使わずに、小規模店でもおいしいパンが焼けるレシピを
掲載した一冊。
料理やチーズに合うハード系の食事パンを中心にした
19アイテムを豊富なプロセス写真とともに、わかりやすく
ご紹介しています。
本書でご紹介するベーグルは、強力粉とライ麦粉
(強力粉の1割)をあわせてつくる、モチモチした触感と
風味を持たせた一品。
ライ麦粉は、ライ麦全粒粉に比べて風味が
弱いのですが、パンをつくるには扱いやすく失敗も少ないそうです。
ライ麦粉でつくるパンは、水分を保持するので日保ちもいいのです。
材料表には、実際の分量とベーカーズパーセント(%)の2通りを掲載。
ベーカーズパーセントとは、製パン業界で国際的に
使われている配合表示法です。
この配合表示があれば、材料を増減することが
できるので、つくりたい量に応じて分量を変えやく、とても便利です。
パンづくりの各プロセスの重要ポイントも写真つきで解説。
初心者にもやさしく基本的な動作と意味を
理解できます。
著者:大阪あべの辻製パン技術専門カレッジ 江崎修
価格:4935円(税込)
ハード系食事パンから型焼き、ソフト系ほか広い範囲から
選択した78品のパンのつくり方をプロセス写真、ポイント
などわかりやすく解説。
パンづくりに必要な知識と技術を学べる一冊です。
本書では、2種類のベーグルのつくり方をご紹介。
◎オールドファッション
◎ソフトタイプ
“オールドファッション”は、クラム(内側の柔らかい部分)の
目が細かく、ずっしりした重量感のあるベーグル。
しっとり感と、味に落ち着きをあたえるため、フランス粉に、
ライ麦と小麦粉を配合し、コシのある生地にするのがポイントです。
“ソフトタイプ”は、クラムに気泡があり、歯切れのいい
食感のベーグル。
本書では、強力粉のみをつかい、糖分と油分を増やし
強めにミキシングをします。。
発酵時間が短いので、充分にミキシングし、生地は
あまり固くならないようにするのがポイントです。
さまざまな具材をはさむベーグルサンドには、
歯切れのいいソフトタイプの方が食べやすいので
おすすめです。
ほか、4種類(ビール、ヨーグルト、リンゴ、レーズン)の
自家製酵母をつかったパンも、種起こしから、実際にパンを
仕上げるまでを紹介しています。
◆「サンドイッチノート 」
柴田書店編
価格:2625円(税込)
人気店のベーカリー、カフェ、サンドイッチ、
ハンバーガー専門店の人気メニュー160品のレシピを
掲載した一冊。
本書で紹介するベーグルサンドのバリエーションは
レタス、キュウリ、ニンジンなど野菜を使ったもの、
エビとアボカドを使った定番ものなど全部で12品。
そして、ベーグルにはさむ具の中でも”クリームチーズ”は
もっともポピュラーです。
本書では、ブルーベリー、メープル、ラムレーズン、
トーフをつかったシンプルなアイテムレシピをご紹介しています。
ディップをつくるときのポイントは5つ。
◎酸味の少ない(ベーグルとの相性がよい)クリーム
チーズを室温でやわらかくもどしてからつかう。
◎混ぜ込む材料は、3(チーズ)対1(具)が目安。
◎水気の多い材料(生のフルーツなど)をつかうと
分離するので、なるべくドライなものをつかう。
◎液体などを混ぜたときは、味をなじませるため
一度冷やす。
◎つくった日もふくめて3日間ほどで使い切る。
ポイントをふまえ、オリジナルなディップに挑戦して
みるのも楽しそう。
さらに、いろいろなフレーバーのディップ類と具材を
合わせれば、ますますベーグルのバリエーションも
広がりますね。