秋の味覚のひとつ“栗”。
甘みが強く、デンプンと水分が豊富で、
弾力がありホクホクした食感をもつ食材です。
栗を使ったおいしいレシピをご紹介します♪
著者:辻製菓専門学校 仲 實 価格:4410円(税込)
基本的な餡の炊き方から、代表的な饅頭、生菓子、
焼菓子、干菓子など77品をカラープロセス写真
とともにわかりやすく掲載しています。
和菓子にもかかせない“栗”をつかった3品をご紹介。
◎栗蒸し羊羹
◎栗饅頭
◎栗の渋川煮
たとえば、“栗饅頭”。
生栗を蒸し餡に加えた風味豊かな一品。
栗饅頭は一般的には小判型が多いですが、本書には、
小判型と栗形の二種類を掲載しています。
栗形の底にはケシの実をつけ、こんがりと焼けた、
艶出し用卵が鬼皮のようで、とてもかわいいですよ。
そして、渋皮がついたままの栗をやさしい甘さで
やわらかく煮た“栗の渋皮煮”。
きちんと殺菌していれば、瓶に詰め、未開封で
1年間も保存が可能なんだそうです。
もっとも出回るこの時期に多めにつくっておけば、
さまざまなものに利用できて便利ですね。
お菓子のほか、材料、器具解説、歳時記、歴史などの
基礎知識もしかりと学べる一冊です。
◆「リーゾ Riso!」
著者:ピエロ・ベルティノッティ 価格:2310円(税込)
リゾットのほかサラダ、おつまみ、デザートなど
イタリアの米料理50品を掲載!!
リゾットは、米をブロード(だし)で煮込み、
とろりと仕上げるとてもシンプルな料理。
煮込む具材やブロードによってさまざまな味が
楽しめます。
本書でも栗をつかった“栗とミルクのミネストラ”を
ご紹介。
ミルクとバターでじっくりと煮込んだ米に、
ゆでて、渋皮をむき、カラメルをからめた栗を
組み合わせた一品。
イタリアの田舎の家庭ではよくつくられる
米料理なんだそうです。
ミルクのやさしい風味とカラメルの香ばしさが
プラスされ、寒い季節にはピッタリのリゾットですね。
ほか、リゾットをおいしく仕上げるブロードのレシピ、
8種類のイタリア米特徴なども掲載しています。
リゾット名人が伝授するイタリア料理が味わえる
一冊です。
◆「四季の皿 野菜料理」
著者:柴田書店 価格:3675円(税込)
春夏秋冬、四季に分けて、4人のシェフによる
季節の野菜をおいしくいただくレシピ集!
本書でも、栗をつかったメニューを3品ご紹介。
◎栗とリコッタチーズのすり流し
◎栗豆腐うに添え
◎いが栗
たとえば、“いが栗”。
名前の通り、そうめんを揚げてつくられたイガの中から
栗が顔をのぞかせる楽しい一品。
栗の大きさに切った大根に魚のすり身と芝エビを
すり潰した海老しんじょうで包み、そうめんを
まぶして揚げ後、大根をとりだし、渋皮煮した栗を
鋳込んだもの。
素揚げした銀杏と紅葉、柿の葉などの上に盛りつけられた
見た目も食感も楽しめそうです。
四季別の目次のほかに、主要食材でさっと引ける
索引もついて、とても便利な一冊です。