甘い香りと味、そしてジューシーな果肉のイチゴ。
形もかわいく、お菓子などにはかかせない人気のフルーツですね。
イチゴはバラ科の多年草で、ヨーロッパの温帯域原産と
北、南アメリカ原産の品種があり、大きさ、色、風味が
異なる600種類以上のイチゴがあると言われています。
同じバラ科で大きな樹木になる果実(リンゴ、モモ、ナシなど)
とは異なり、丈は低く地面を這うように根を広げるほふく植物。
食用とされる果肉はイチゴの茎が発達して膨らんだもので、
表面のツブツブの種の部分が植物学上の果実です。
品種、産地、栽培法により通年出回るようになりましたが、
春から夏にかけてが旬で、5月?6月が最盛期です。
イチゴはとても傷みやすいので、
硬く光沢がある実を選ぶのがポイント。
明るい赤い色のものが新鮮です。
腐りやすいので、短い時間でも太陽にさらしたり、
室温に置くのはさけたほうがいいようです。
そして、イチゴはビタミンCも豊富。
5粒食べれば1日の必要なビタミンCが補給できるそうですよ。
美味しいこの時期にたくさん味わいましょう♪
◆「Fixingと一緒に楽しむ Zopfが焼くライ麦パン」
著者:伊原靖友 価格: 2,520円(税込)
人気のパン店「ツオップ」による、
栄養価も高く素朴な味わいのライ麦パン40種類とFixingなど、
ライ麦パンの魅力をたっぷり紹介した一冊。
本書では、“いちごバター”をご紹介。
生のイチゴをつかった贅沢なFixingです。
ハチミツを入れたイチゴジャムつくり、
市販のバターに混ぜ込めば出来上がり!
かわいらしいピンク色に魅せられ、
さっそく私もつくってみました。
混ぜ込む時、一瞬分離したような感じになり失敗!?
・・・かと思いましたが根気よく続けていけば大丈夫!
美味しいですよ♪
手で混ぜ込むと少し時間がかかりますが、
ミキサーをつかえば簡単にできるそうです。
ほかにも、チーズや西洋ワサビのバター、
クリームチーズをつかったもの、若鶏や魚のペーストなど
全20種類Fixingを掲載しています。
ライ麦パンの作業工程は、ミキシングから成型、
焼成までを詳細なプロセス写真つきで
解説しているのでとてもわかりやすく、
サワー種、自家製ぶどう種のつくり方や本書でつかっている
主な粉類の説明選び方なども掲載しています。
◆「カクテル フレッシュ フルーツ テクニック」
著者:山本悌地 価格: 1,680円(税込)
果物の持ち味をいかし、季節が楽しめる
デザートカクテル60品を掲載した一冊。
本書は、各フルーツごとにまとめてご紹介しています。
イチゴの項では、5種類のカクテルと
盛り合わせにつかうカッティングを掲載。
◎イチゴのマティーニ
◎イチゴとラムのフローズンカクテル
◎イチゴとシャンパンのフローズンカクテル
◎イチゴとチョコレートリキュールのカクテル
◎イチゴとグランマニエのフローズンカクテル
たとえは“イチゴとチョコレートリキュールのカクテル”。
イチゴのフローズンカクテルに
チョコレートリキュールを注いで沈め、
上にはホイップクリームをフロート
(2種類の比重の違う液体を混ぜ合わせないように注ぎ重ねる技法)
した3層の色合いも美しい一品。
そのままでも、かき混ぜて飲んでも味わえ、
飲むパフェのような楽しいカクテルです。
“イチゴとシャンパンのフローズンカクテル”
などのフローズン系も、ひんやりと喉ごしよく、
これからの季節には飲みたいカクテルですね。
カクテルをつくるのに必要な道具類、
ホストンシェイカー(フルーツをつかうカクテル用)
のつかい方も掲載しています。
◆「フードラッピング」
著者:福田里香 価格: 1,995円(税込)
ラッピングされる食べ物50品のレシピも合わせて紹介した
ラッピングのアイデア集!
著者のラッピングに関するこだわりは、リサイクルと温故知新。
捨てられずに取っておいたリボンや箱を再利用したり、
日本の昔ながらの風呂敷や折り紙の独特なもの、
外国のおもしろものなど機能的で美しいラッピングに気づかされ、
自分なりのアイデアを加えて愉しむことだそうです。
資源の有効活用にもなりますよね。
本書でも、イチゴをつかったレシピとラッピングを
ご紹介しています。
◎いちごと白ワインのプレザーブ
◎いちごのスウィートウオッカ
たとえば、“いちごのスイートウオッカ。
イチゴの色がほんのり残る、ペールピンクの美しいお酒。
イチゴ、レモン輪切り、グラニュー糖を軽く混ぜ、
瓶に入れてウオッカを注ぎ密閉。
イチゴの色が抜けたら取り除きキッチンペーパーなどで
漉して出来上がり。
冷凍庫で冷やして食後酒などにおすすめです。
瓶がステキで再利用したいけれど、詮がないという時には、
ワインのコルクを利用。
捨てないで取っておくといいですね。コルクの上にリボンなどを飾れば、
ちょっとした贈り物にもステキです。
ほか、木箱や紙箱のリサイクルのアイデア法や、
ラッピング(手順写真)、リボンのかけ方、風呂敷の包み方
(共に図解)などもご紹介しています。