サツマイモは、中央アメリカ原産のヒルガオ科の多年草植物。
地上には長いつる性の茎をもち、薄い皮の色は、白、黄色、
オレンジ、赤、紫。果肉は、白、黄色、オレンジ、紫など。
日本へは、中国から沖縄に伝わり、
その後、薩摩(鹿児島)に渡り日本各地に広まりました。
寒さに弱いため、温かい地域での生産に適し、
もっとも多く栽培しているのは鹿児島県。
次いで茨城県、千葉県、徳島県など。
サツマイモの種類は多く、大きく分けると青果用と加工用に
分類されます。
果肉が硬くて水分が少なく、加熱するとホクホクするタイプと、
水分が多く、加熱するとやわらかくなるタイプがあります。
選び方は、紡錘形でふっくらしていて、皮の色つやがよく、
割れ目や傷のないもの。
毛穴の深いものや硬いヒゲ根があるのもは繊維が多く、
皮に黒い斑点があるものなども避けたほうがいいそうです。
さまざまな料理やお菓子などに役立つ万能野菜。
これから、さらにおいしさが増すので、楽しみですね♪
◆「Pasta Vegetale パスタベジターレ」
著者:伊崎裕之 価格: 2,415円(税込)
基本パスタと野菜をつかったアレンジパスタ96品余を
たっぷり掲載した、おいしい一冊!
本書でも、さつまいもの甘みと食感も楽しめるパスタを
2品ご紹介。
◎白菜、さつまいも、アンチョビのスパゲッティ
◎生トマトとさつまいものトレンネ バジリコペースト添え
たとえば、
“生トマトとさつまいものトレンネ バジリコペースト添え”。
ほっくりした食感のサツマイモとフレッシュな生トマトを合せ、
盛りつけた後にかけるバジリコペーストが、
香りと味のアクセントになる一品。
合わせるパスタは
“トレンネ(切り口が三角形のショートパスタ)”。
三角形の角の食感がしっかりしているので、サツマイモとの
食感の違いも味わえるのも楽しい。
ほか、すべてのレシピには、パスタにからめる直前の
ソースの状態を掲載。からめるタイミングがわかるので便利です。
“準備しておくパスタの基本便利材料”、
生パスタの生地づくりも豊富なプロセス写真つきで
掲載しています。
◆「菜菜スイーツ」
著者:カノウユミコ 価格: 1,995円(税込)
野菜にとことん向き合ってつくり出されたお菓子たち。
やさしい味わいと驚きのアイデアお菓子110品を掲載した一冊!
本書では、サツマイモの素朴な甘さにひと工夫した
スイーツ7品をご紹介。
◎オレンジ風味のスイートポテトコロッケ
◎さつまいものごまビスケット
◎さつまいものデザートあえ
◎さつまいもの豆乳ポタージュ
◎さつまいもとりんごのシナモンお焼き
◎さつまいものジンジャークリーム(2品)
たとえば、“オレンジ風味のスイートポテトコロッケ”。
サツマイモにオレンジジュースを加えて蒸したものを
2cmほどのキューブ型にして揚げた、オレンジの酸味で、
さわやかな甘みのあるコロッケ。
コロコロしたキューブ型がかわいく、おやつにもお弁当にも
おすすめな一品です。
野菜が主役の新しいお菓子。
お気に入りの一品に出会えるはず。
◆「お菓子づくりでまよったら」
著者:サントス・アントワーヌ 価格: 2,310円(税込)
初めての人にもわかりやすく基本がしっかり学べる。
基本のパーツ41のつくり方と31品のお菓子を掲載した一冊!
本書では、サツマイモのペーストをつかった基本のパーツと
そのパーツをつかってつくるお菓子3品をご紹介。
◎さつまいものビスキュイ(基本パーツ)
◎ベルヴェデール
◎カネリモ
◎プロバンス
“さつまいものビスキュイ”の生地は、しっとり感があり、
しっかりとした食感も与えることができます。
味もあまり強くないので、一緒に組み合わせる素材の
味や香りを生かすことができ、とても便利なビスキュイです。
本書のビスキュイのつくり方は、プロセス写真つきで解説。
ペーストの状態や材料の混ざり方、焼き上がりなどの
陥りやすい失敗例やポイントも掲載しています。