洋ナシは、中央アジアの原産で、バナナやアボカドなどと同様に
成熟前に収穫し、貯蔵中に完熟(追熟)させる果物。
かなり古い時代から野生が発見され、17世紀から18世紀にかけ果実の
品質改良が行われた結果、多くの交配種が生まれました。
果皮は、軟らかくて薄く、黄色、茶色、赤色、緑色など。
品種によっては、球形のものもありますが、
大部分は涙のように下部がふくらんだ長い球形。
夏、秋、冬に収穫されるものがあり、9月?12月頃が旬です。
表面がなめらかで固すぎず、傷のないものを選ぶのがポイント。
ふくらんだお尻部分を押して、やわらかければ食べ頃です。
非常に傷みやすいく、エチレンガスを発生するので、
密封容器や袋などでの保存はさけて、早めに食べるのが
いいそうですね。
生食はもちろん、コンポートや、ジャム、サラダや
スープなどもおいしい♪
チョコレートやスパイスなどとの相性もバツグン!!
カマンベール、山羊乳チーズ、ロックフォールのような
チーズの付け合せなどもおすすめとか。
クセがないので、いろいろな素材と組み合わせることが
できますね。
◆「シニアのためのイタリアンレシピ」
著者:長岡謙太郎 価格: 2,625円(税込)
女性や高齢者の方にも食べやすい、少しの量でも
いろいろな食材が楽しめるお洒落なイタリアンレシピを
たっぷり掲載した一冊。
本書では、食後に、ティータムにおすすめの
洋ナシをつかったデザートを2品ご紹介。
◎山梨産バートレットのレアチーズムースのせ
アマレット風味カカオソース添え
◎3種の洋ナシのマフィン
たとえば、“山梨産バートレットのレアチーズムースのせ
アマレット風味カカオソース添え”。
3等分した洋ナシにマルカルポーネチーズのムースをのせ、
カカオリキュール、アマレット(アーモンド風味のリキュール)
エスプレッソコーヒーを合わせたソースで味わう
大人味の一品。
アルコール度が高いほどドライな感じに仕上がり、
塩味のハムやベーコンをつかった料理の後におすすめの一品。
デミタスカップでつくる“3種の洋ナシマフィン”ほか、
千葉県産のナシ“香水”とレットカラント
(赤い実のブルーベリーの一種)をつかった、
淡い赤色のマリネソースがキレイな一品もご紹介しています。
◆「リーゾ Riso!」
著者:ピエロ・ベルティノッティ 価格: 2,310円(税込)
これからの季節にピッタリのリゾット。
本場リゾット名人が伝授するイタリアの米料理を
堪能できる一冊。
本書では、リゾット名人自慢の洋ナシをつかったリゾットを
ご紹介。
◎洋梨と鴨のレバーのリゾット
野菜のブロードで煮上げパルミジャーノを混ぜたリゾットの上に
バターで炒め、マルサーラ酒を加えて煮詰めたレバーと
カラメル風味の洋ナシのシロップ煮を盛りつけた一品。
独特のコクとほろ苦さのある鴨のレバーと
洋ナシの甘酸っぱさで、濃厚なリゾットを引き締めた味わい
が楽しめる。
どんな味わいなのか、とても気になるリゾットです。
リゾットのレシピのほかにも、米とブロードで煮たものと
スープを一緒に味わうことができるミネストラや
お米のデザートなども掲載。
イタリア米料理の歴史、基本素材の知識、基本のブロードなど
おいしいリゾットをつくるための知識もわかり役立ちますね。
価格: 1,260円(税込)
cafe-sweetsのバックナンバーです。
本号の特集は“焼き菓子専門店で独立!”。
カフェ、ショップ、通販専門店、卸しなど、店のスタイルも
さまざまな素朴な焼き菓子メインの独立店舗を
ご紹介しています。
本書の連載「クリスティーヌ・フェルベールさんに学ぶ
アルザス菓子の1年」の第18回では、アルザ地方スでは
たくさん採れる洋ナシをつかったお菓子3品を
ご紹介しています。
◎洋ナシとチョコレート、パン・デピスのタルト
◎バニラ風味の洋ナシ(コンフィチュール)
◎洋ナシのデザート、レモンとカルダモン風味
たとえば、洋ナシとチョコレート、パン・デピスのタルト”。
細く刻んだ洋ナシとチョコレート、ほんのり香ばしいやわらかな
アーモンドクリームとを合わせた秋の味わいある一品。
やさしい甘さの洋ナシとチョコレートソースの組み合わせが
絶品で、タルトのカリカリとした食感も楽しめます。
ほか、ラム酒の効いたレーズン、ヘーゼルナッツが入った
スパイスの効いた“やわからなパン・デピス”のレシピも
ご紹介しています。