高野豆腐は消化吸収のよい大豆たんぱく質が豊富な食材。
もともとは、厳寒期に外気で凍らせた豆腐を軒先に
吊るして乾燥させて作っていたもの。
現在では、ほとんどが機械製造のものが出回っています。
含まれるたんぱく質の組織がスポンジ状なので、
吸収力が強く、含め煮などでつかわれることが多いですが、
味がやさしく、ほどよい食感もあるので、
煮物のほかにも、炒め物や揚げ物、デザートなどにも
おすすめです。
まだまだ、いろいろな使い方が楽しめそうですね。
◆「豆腐料理」
著者:礒本忠義 価格: 3,990円(税込)
豆腐と加工品のほとんどを網羅した料理書。
焼く、煮る、揚げるなどの基本調理から、
蒸して焼く、蒸して煮る、揚げて煮るなどの応用調理まで
計156品を掲載した一冊。
本書では、高野豆腐をつかった5品をご紹介。
◎柳川風高野豆腐
◎高野豆腐旨煮
◎合わせ高野豆腐
◎寄せ高野豆腐
◎高野豆腐玉子締め
たとえば、“寄せ高野豆腐”。
すりおろしてもどした高野豆腐に、刻んだ京ニンジン、シイタケ、
キヌサヤ、油揚げを入れて卵白を混ぜあわせ、
中身をくり抜いた柚子に詰めて蒸し揚げた一品。
柚子は11月中旬?12月が旬の黄柚子をつかいます。
滋味になりがちな高野豆腐に色味もプラスされ、
柚子の香りも染み込んでおいしく仕上がるそうです。
巻末には、豆腐をつかった加工品や
いつ頃から豆腐が食べられてきたかなど“豆腐の起源”に
ついても掲載。
形を変えれば、無数のバリエーションが生まれる
豆腐料理の数々を楽しんでみてください。
◆「穀菜和食 マクロビオティックの基本を学ぶ」
著者: 松本光司 価格: 3,150円(税込)
マクロビオティックの基礎が学べる。
体にやさしい和食のおかず計240品を掲載した一冊。
本書では、メインとして、または料理の具材として
高野豆腐をつかった料理8品をご紹介。
◎ひじきと高野豆腐
◎松茸土瓶蒸し
◎高野豆腐の千段巻き
◎高野豆腐のピーナツ揚げ
◎高野豆腐のはさみ蒸し
◎高野豆腐の印籠蒸し
◎高野サンド
◎五目豆
たとえば、“高野豆腐のピーナツ揚げ”。
ダシを充分にふくませた高野豆腐の上に
細かく刻んだピーナツをたっぷりのせて、
油で揚げた一品。
ひと口ふくめば、しみ出すダシとピーナツの香ばしさが
合わさって不思議な味わいがおもしろそう。
手軽につくれて、お酒との相性もバツグン!
おつまみ、パーティーなどにも重宝しそうです。
◆「650の酒肴」
著者:牧野哲大 価格: 2,310円(税込)
日常のなじみのある素材を中心に、日本料理の代表的な調味料で
つくる酒肴。
一年を2ヶ月ごとにわけ、季節を感じられる650品を
たっぷり掲載した一冊。
本書では、高野豆腐をつかった2品の料理をご紹介。
◎湯葉まんじゅう、根三つ葉含め
◎高野豆腐の射込み煮
たとえば、“湯葉まんじゅう、根三つ葉含め”。
高野豆腐と干しシイタケ、レンコン、ニンジンを
細かく刻み、湯葉で丸く包み上げて、根三つ葉と煮た一品。
包まれた食材の食感が楽しめ、根三つ葉の良い香りが
染み込んでおいしそうです。
酒の肴のほか、毎日のおかずにも役立つレシピを掲載。
メニュー開発などにもおすすめです。
素材から作り方を探し出せる索引つきなのも便利です。