出世魚として知られ、成長によって名が変わり、
縁起ものとしても用いられる魚。
ブリの本格的なシーズンは、12月から2月ごろ。
寒さが増すこれからの時期、脂がのり
ますますおいしくなるブリをつかった
日本料理、イタリア料理、フランス料理の本をご紹介します。
◆「魚づくし」
著者:中嶋貞治、上野 修、奥田 透 共著
価格: 3,780円(税込)
酒肴からご飯まで、80種以上の魚介を使いつくした
203品の魚づくしレシピ集!!
本書は、献立づくりに役立つように
酒肴、和え物・サラダ・寄物、椀物、焼物・・・順に
章立になっています。
本書では、ブリをつかった料理は4品。
たとえば、焼物の章では“寒鰤黒七味焼”ご紹介。
薬味に黒七味をつかい、脂ののった寒ブリを
実ザンショウの地につけ込んで焼いた一品。
黒七味のピリッとした風味が、ブリの味を際立たせるそうです。
魚のおいしさを知りつくした人気割烹料理店の主人による
魚介料理を味わえる一冊。
◆「魚介のイタリア料理」
著者:今井雅博・小嶋正明・京 大輔
価格: 3,045円(税込)
春、夏、秋、冬と季節ごとに、旬の魚介を使って
3人のシェフが前菜、パスタなど計238品の料理を披露!
本書では、ブリをつかった料理は3品。
◎寒ぶりとサーモンのカルパッチョ
◎寒ぶりの蜂蜜、バルサミコ煮 ―イタリア風ぶり大根 ―
◎ぶりの白ポレンタソテー ポロ葱のグラタンソース
たとえば、“寒ぶりとサーモンのカルパッチョ”。
薄切りにした寒ブリとサーモン、洋ナシ、
ターツァイとマスタードグリーンのサラダを盛りつけ、
レモンドレッシングをかけたカルパッチョ。
洋ナシの歯ごたえと甘み、サラダの苦みが寒ブリと
合わさりどんな味になるのか気になる一品です。
それぞれのシェフのアイデアあふれる料理が堪能できる一冊。
盛りつけなども参考になります。
◆「魚介をたのしむシンプルディッシュ」
著者:音羽和紀 価格: 1,890円(税込)
魚介は身近なもの19種、計81品のアイデア
あるれる料理を掲載。
本書では、4品のブリをつかった料理をご紹介。
◎ぶりのポワレ 大根のコンフィ添え
◎ぶりのポワレ にんじんのコンフィ添え
◎ぶりとかぶのスープ
◎ぶりのリゾット
たとえば、“ぶりのポワレ にんじんのコンフィ”。
皮を取りバターで炒めたブリと
アメ色に甘く炒めたニンジンとタマネギと合わせたポワレ。
最後にかけるバルサミコ酢の酸味もポイント。
ちょっとクセのあるブリには、甘い、辛い、酸っぱいなどの
強い味がよく合うそう。
ニンジンのオレンジ色も元気になれそうな一品です。
毎日でも食べたい魚介。
新しい魚介料理のおいしさに出会える一冊です。