気分をリフレッシュしてくれる爽やかさと
ほどよい苦味、甘酸っぱさが人気のグレープフルーツ。
グレープフルーツは、独特な風味があり、
主菜の付け合せ、サラダ、デザート、カクテル、
ドレッシングなど、さまざまな方法で利用できる果物。
19世紀末になって始めて市場で取引され、
収穫のおよそ60%は、ジュースや缶詰の製造に使用され、
残りが生食用として売られています。
果肉の色によって、ホワイト種、ピンク種、ルビー種などに
分類されます。
おいしいグレープフルーツを選ぶには、重量があり、
硬く実がしまった光沢のある果皮のもを。
果実の良否は、果皮の傷や斑点などには影響されませんが、
あまり柔らかすぎるものは避けたほうがいいそうです。
グレープフルーツは、豊富なビタミンCを含み、
風予防や疲労回復にも効果があります。
市場には通年出回っていますが、3月から5月頃が旬なので、
この時期にたくさん楽しみたいですね。
◆「CANOVIANODOLCE カノビアーノのイタリアンドルチェ」
著者:植竹隆政 価格: 2,520円(税込)
植竹シェフの盛り付けの手法、ドルチェづくりの秘密など、
カノビアーノのアイデアとノウハウを開陳。
野菜のデザートから伝統的なイタリアンドルチェまでを
華麗に表現した一冊。
本書では、グレープヅルーツの果汁と皮をつかって、
フレンチメレンゲで食感をソフトに仕上げた
やわらかい“グレープフルーツのムース”をご紹介しています。
ムースをスプーンですくいお皿に盛り、
薄く風になびくような草の曲線が美しい、
木の葉型のカカオチュイル(小さな焼き菓子)を飾った一品。
卵白に砂糖を加えて泡立てたフレンチメレンゲの口どけと
グレープフルーツの爽やかさで、さっぱりとした食感が楽しめそうです。
食後のデザートにはピッタリですね。
一皿にさまざまな要素を盛り込んで仕上げるドルチェに
かかせない“チュイル”も6種類を掲載してます。
イタリアンドルチェの既成概念を覆す華麗なスタイルを
ぜひ。
◆「ニューデザートブック」
著者:柴田書店編 価格: 3,045円(税込)
和・洋・中・エスニックの料理人18人の、
創作デザート238品を紹介したレシピ集。
本書では、フランス、中国、ベトナム料理から
グレープフルーツをつかったデザートを8品をご紹介。
◎ジュニエーブル豆腐とグレープフルーツのジュレ
◎グレープフルーツのゼリー寄せ バナナのソース
◎ピンクグレープフルーツとカエルの脂肪のシロップ仕立て
◎グレープフルーツとオレンジのカンパリゼリー寄せ
パイナップルのジェラートとそよごのハチミツ添え
◎タロッコオレンジとチョコレートのスフレ
香りをつけたグレープフルーツのコンフィ添え
◎韃靼そば粉のクレープ、オレンジとグレープフルーツ仕立て、
香醋蜂蜜ソース
◎ライム、ピンクグレープフルーツ、バレンシアオレンジのジュレ
◎グレープフルーツと香草のグラニテ
たとえば、フランス料理の“ジュニエーブル豆腐とグレープフルーツのジュレ”。
ジンの香りの元でもあるジュニエーブル(ネズの実)をつかった
一品。
ジュニエーブルの爽やかな香りとグレープフルーツとの相性は
バツグンなんだそうです。
そして、“ピンクグレープフルーツとカエルの脂肪のシロップ仕立て”。
中国料理ならではの素材のカエルの脂肪は、
半透明で、軽い弾力のある食感。
ピンクグレープフルーツとの彩りがとてもキレイな一品です。
身近な素材をつかった異なるジャンルの
アイデアあふれるデザートの数々。
新しい発見がきっとある一冊です。
◆「菜菜スイーツ」
著者:カノウユミコ 価格: 1,995円(税込)
大人気の“菜菜(さいさい)シリーズ”のスイーツ本。
野菜がお菓子に大変身。
野菜の甘みと個性が楽しめる“野菜が主役”のお菓子たち。
この一冊からお菓子の常識が変わります!
本書でも、野菜とグレープフルーツを合わせたデザートを
2品ご紹介。
◎キャベツとグレープフルーツのテリーヌ
キャベツとほぐしたグレープフルーツ交互に重ね
グレープフルーツジューズで冷やし固めたます。
キャベツの歯ざわりとクレープフルーツのツブツブ感と、
爽やかな酸味が存分に楽しめそうな一品。
メープルシロップ、マスタード、米酢、油でつくる
甘酸っぱさと辛みがきいた“マスタードソース”をかければ、
また違ったおいしさが味わえます。
◎グレープフルーツの青唐辛子あえ
グレープフルールの苦味と酸味とニンニク、青唐辛子の辛みが、
あと味をひくオードブル。
グラスに盛り付け、パーティーなどにも活躍する一品に。
デザートから焼き菓子、スナックまで、身近な材料で
かんたんにつくれる約110品。
おいしく食べて、さらにヘルシーなのがうれしい一冊です。