鮮やかな緑色、シャキシャキとしたした歯ざわり、
水分をタップリ含んだみずみずしさ満点の
身近な夏野菜のひとつ、キュウリ。
キュウリは、ウリ科の一年草の果実。
黄色く大きな花が咲いたあとに実り、長い円筒形。
大きさは品種によってことなりますが、ほとんどの品種は
果肉の中に、食用可能な種を持っています。
キュウリは、ハウス栽培などにより一年中出まわっていますが、
6月頃から9月頃までの夏が旬。
サラダや漬け物、酢の物やマリネほか、
炒め物やスープなど加熱料理にもつかわれる便利な素材。
最近、街で“冷やしキュウリ”をよく見かけます。
タライの中で、氷水に冷やされ、
キンキンに冷えたキュウリにかぶりつけば、
暑さも一気に吹っ飛ぶかも!
◆「野菜のフランス料理」
著者:小瀧 晃、小峰敏宏、 河野 透
価格:3,675円(税込)
おいしさを極めるプロのコツ
野菜使いのアイデアとテクニックが満載!
本書は、フランス料理のベテラン3シェフによる野菜料理集です。
アミューズ、スープ、アントレ、ガルニテュール、
サラダ、デザートなど、計160品を掲載しています。
本書では、メインやさまざまな夏野菜のひとつとして
キュウリをつかった料理を6品ご紹介。
◎キュウリのポタージュ クミン風味
◎アユのグリエ キュウリのスパゲッティ見立て
アンチョビ風味添え
◎ガスパーチョ
◎キュウリの「あさかぜ」の冷たいポタージュ
◎夏野菜とヒラメのマリネ
◎イサキのグリエ オクラのソース トマトとキュウリ添え
たとえば、“キュウリのポタージュ クミン風味”。
キュウリを鶏のブイヨンで煮てミキサーにかけ、
生クリームとバターなどを加えて仕上げた
ほのかな酸味と甘みを感じる一品。
盛り付けたお皿の淵には、オリーブ油でソテーした
角切りのキュウリ、中央には薄く輪切りにした
キュウリを花びらにした花が飾られていて、
とてもかわいいポタージュです。
3名のシェフそれぞれの考え方に基づく
三者三様の野菜料理が一堂に見られるのもおすすめ。
野菜のおいしさを徹底して生かすための
プロのコツが詰まった一冊。
著者:長島 博 価格: 2,940円(税込)
料理の魅力をアップする、簡単で実用的なむきもの。
すぐに使える基本とアレンジ88品。
初心者向けに基本的で手軽にできる
「むきもの(野菜の飾り切り)」を、
豊富なプロセスカットや料理例とともに
分かりやすく解説しています。
大根、人参、里芋、生姜など、むきものにつかわれる
素材はさまざま。
そして、本書では、キュウリをつかったむきものも
13品をご紹介。
斑文のような形の“水玉”、
幾重にも重なる波を表した“さざ波”。
ワサビなどを提供するときに便利な、
花びら形の“さび猪口”、
水桶の形をした“手桶”などなど。
そっと添えられているだけで、
食事がさらに楽しくなりそうなものばかりです。
キュウリは、バリエーションも多く、
柔らかくてむきやすいので、初心者にもおすすめだそうです。
桂むきや梅など特に活用度の高いむきものを収めた
DVDが付いてよりわかりやすく、
「むきもの」が身近になる、楽しく実用的な一冊です。
◆「菜菜スイーツ」
著者:カノウユミコ 価格: 1,995円(税込)
野菜をおいしいデザートに!!
アイデアいっぱいのスイーツ本。
16種類の野菜別スイーツを中心に、デザートから焼き菓子、
スナックまで、身近な材料でかんたんにつくれる
約110品を掲載しています。
本書でも、キュウリをつかったデザートを5品をご紹介。
◎きゅうりと豆腐のチーズケーキ
◎きゅうりとマンゴーの生春巻
◎きゅうりとキウイのグリーンシャーベット
◎きゅうりとドライフルーツのスイートピクルス
◎きゅうりとフルーツのミントソースあえ
たとえば、“きゅうりと豆腐のチーズケーキ”。
豆腐、レーズン、白みそ、白ワイン、メープルシロップ
などの材料とキュウリをつかった、
キュウリの香りがハーブのようにきいた、
さわやかなチーズケーキ風の一品。
合わせる材料をみると、ちょっと不思議な感じ。
つくって味わってみるのが一番かも。
ほかにも、手軽にでき、緑色が涼しさを誘う
“きゅうりとキウイのグリーンシャーベット”は
暑い日にはピッタリな一品です。
動物性素材をつかわずにつくる本書のデザートは、
とてもヘルシー。
おなかも心も大満足、楽しい驚きが感じられる一冊です。